小川山
様々なマルチピッチが楽しめる小川山では、山に行くためのロープワークが実戦で学べます
また多くのルートに挑戦し、新たな充実感を得てみましょう
吾野の岩場
初めての岩登り、ロープワークを行うには最適な岩場です。アプローチに時間がとられないため、しっかりと練習できます。
比較的傾斜がある反面、ホールドが大きく、足と手のバランスを上手くとって登る練習になり、次へのステップに繋げやすい岩場です。
佐久の岩場
高さも傾斜もある反面、素直でホールドが大きいルートもあり、更にグレードも幅広い、長野県内で2番目に大きなクライミングエリア。
公式には発表されていませんが、そのエリアの質は全国レベルです。
クライミングが上手くなることを目指すには最適のエリアで、伸び悩んでいる方や、上手くなろうとしている方には、良いきっかけになる
はずです。
岩登り・クライミング講習の利用法
登山はスポーツであるという事実は、岩登り、クライミングにおいてはとくに顕著です。練習しないと上手くならないため、楽しむことも できません。
しかし、クライミングという特殊性ゆえに、どの様に練習すればよいかがわかりにくいものです。
私達も岩登り、クライミング講習を行いますが、参加者の技量、経験にあった講習でないと、全く登れなくて練習にもならず、時間も費
用も無駄にしてしまうことがあります。
以下では私達が行う岩登り、クライミング講習のレベルについて説明します。
左/吾野の岩場(初めての方はお勧めです) 右/佐久の岩場(初級の岩場または室内ジム経験者にお勧めです)
STEP・ゼロ クラシック・バリエーションルートに行ってみたい方
北岳バットレス第4尾根、夏の小同心、槍ヶ岳・北鎌尾根、前穂北尾根、剣岳・源治郎尾根などのルートは特別な高所恐怖症でなく、 体力に自信のある方でしたら、岩登り未経験者でもご参加ください。とくに小同心は岩登り講習と合わせて行っているので参加しやす いと思います。実際多くの方が岩登り経験無しでこれらのルートに参加されて、楽しんでいます。
そして、これらのルートを経験し、クライミングの世界に興味を持たれた方は、以下の岩登り・クライミング講習にご参加ください。
また、大丈夫といわれてもやはり不安な方は、初心者向けの岩登り講習にご参加ください。
STEP・1 初心者から初級者対象の岩登り講習
クラシック・バリエーションルートを登ったり、夏山縦走路など、岩場の通過を目的の方、さらに初めてのクライミングをされる方を対象 に行っています。もちろん、より難しいルートを目指して参加されても役に立つはずです。
また、谷川岳や剣岳のクライミング(八ッ峰主稜、八ッ峰6峰Cフェース、チンネなど)に参加される方は、行動のスピード化を図るため
に岩登り経験があった方がよいでしょう。 ![]()
吾野の岩場・岩登り講習と御在所岳
・吾野の岩場 岩登り講習 春から秋にかけて毎月催行
・・・初めての岩登り、ロープワークを練習するのに最適です。登山靴での岩登りも練習できます。
・小川山 岩登り講習 夏・秋に催行
・・・初めての岩登り、基本的なロープワークの講習を行っています。登山靴での岩登りも練習できます。
・・・初めての岩登りの方を対象に行っています。
・・・岩登りが初めての方でも参加できるように、一日目に初級岩登り講習、二日目に八ヶ岳の小同心を登攀する実践コース。
・・・初めての岩登り、マルチピッチクライミングが楽しめます。その岩の質は日本一かもしれません。
・三つ峠 岩登り講習 混んでいるので平日限定
・・・初めての岩登りから、マルチピッチ、人工登攀の練習が出来ます。
・甲府幕岩 クライミング講習 春・秋に催行
・・・クラック、フェースともに素直なルートがあり、ノンビリした雰囲気と共にお勧めです。初めての岩登りでも大丈夫。
STEP・2 初級者から中級者のためのクライミング講習
難しめのクライミングルート(※)を目指す方や、岩登りは少ししたことがあり、もっと上手になろうと思っている方(5.9〜5.11を目指 す方)を対象に行っています。三点支持の岩登りから、二点支持による本格的なクライミング技術を身につけます。
クライミングジムに通わなくとも上手くなりますが、ここから先は併用すると、効果が高くなります。
(※穂高・滝谷/屏風岩、錫杖岳、北岳・ピラミッドフェース/Dガリー奥壁、八ッ峰6峰Dフェース、源治郎尾根T峰側壁、明星山)
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佐久の岩場と小川山マルチピッチ
・佐久の岩場 クライミング講習 春・秋に催行
・・・素直な5.9のルートが多く、クライミングの技術を身につけるのには最適です。5.10〜5.11を目指すには最適。
・城山 クライミング/マルチピッチ講習 落石の危険があり、秋・冬の平日限定
・・・南壁でのマルチピッチクライミングは5〜6ピッチで快適です。
・御在所岳 春・秋に催行
・・・クラッククライミング講習 ワイルドなマルチピッチクライミングが楽しめます。
・甲府幕岩 クライミング講習 春・秋に催行
・・・クラック、フェースともに素直なルートがあり、ノンビリした雰囲気と共にお勧めです。
・湯河原幕岩 クライミング講習 冬限定・平日希望日に行います
・・・混んでいますが、素直なルートが多いので練習になります。
STEP・3 中級者や特殊なルートを目指す方が対象のクライミング講習
フリークライミングで5.11以上やクラッククライミングを行いたい方、瑞牆山(調和の幻想、ベルジュエール、不動沢のマルチピッチ) や海金剛(スーパーレイン、スーパーハルナ)、錫杖岳・注文の多い料理店などのクラック主体のルートを目指す方が対象となります。 ![]()
左/瑞牆山全景(クラックで、新たな境地を開いてみましょう) 右/調和の幻想(これが登れればヨーロッパアルプスにも!)
・・・素直なルートが多く、5.10を登れるクライマーは5.11から5.12を目指します。クライミングジムに通っている方が対象。
・小川山 クラッククライミング講習
・・・ショートルートでのクラッククライミング(5.8〜5.10)とクラック・マルチピッチ(5.10)
・瑞牆山不動沢 クラッククライミング講習
・・・ワイドクラックは、これまでの経験が役に立たないという点で、誰もが同じスタートです。
・城ヶ崎 クラッククライミング講習
・・・海辺でのクライミングは冬限定。
・瑞浪 クラッククライミング講習
・・・日当たりがよい岩場なので冬のみとなります。
・鳳来 フリークライミング講習
・・・信じられないほどの傾斜は、異次元のクライミングとなります。クライミングジムに通っている方が対象。
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左/不動沢(沢風吹き抜ける、とっても涼しいクラックエリア) 右/二子山中央稜(白く眩しい石灰岩でのマルチピッチです)
ステップ・番外編 クライミングジムを利用しよう
岩登り、クライミング講習に参加しても、スポーツとして考えた場合、そう簡単には上手くはなりません。
もし、本当に上手くなりたいのであれば、クライミングジムを利用することをお勧めします。
講習会に参加するといってもせいぜい週に一度、現実的には月に一度が限界だと思います。そして、クライミングが上手くなるために
はやはり週に一度はクライミングをして、しかもそれが無駄な経験とならないように、効果的な内容でなくてはなりません。
どんなスポーツでも、ただ経験するだけで上手くなるほど簡単なものではありませんが、クライミングにおいてはとくに顕著です。
そう考えるとクライミングジムを利用すれば、少なくとも週に一度はクライミングを行うことが可能となり、しかもヘタに講習会に参加する
よりも良い内容とすることも可能でしょう。
以下ではクライミングジムと私達の行う講習会の利用法を説明します。
クライミングジムについて
オールドクライマーの多くは、「クライミングジムなんて岩登りじゃない」、ということをよく言われますが、その通りです。
登るのは板に付けられたプラスチック・ホールドであり、岩ではありません。
クライミングジムが必要とされるのは、多くの人が岩場でのクライミングに限界を感じたためです。これは岩場でのクライミングが面白く
なくなったということではありません。上手くなるためには岩場で登るよりも、人工的なプラスチックホールドでクライミングした方が効果 的な練習になるということです。 ![]()
岩登り、クライミングは「力」で登るものではありません。体全体を利用してホールドを引いたり、足を上げたり、あるいは重心を移動し
たりすることで、目的の方向に進んで行きます。この体の使い方はハシゴを登るように一通りではなく、いくつものパターン(ムーブ)が あり、これをどんなに小さな手がかり、足がかりであっても正確に連続して行えるほど、岩登り、クライミングが上手くなります。
そうなると、ある一定の時間内に多くのパターン(ムーブ)を経験し、自分のものにできるかが上達へのカギとなります。
また、これらの動きを正確に行うためにはある程度の筋力が必要です。月に一度程度で岩登り、クライミングが上手くならないのは、
これらの動きのパターン(ムーブ)と筋力を身につけるには、あまりにも間の時間が空きすぎるためです。 ![]()
そうするとクライミングジムの利用法もこう考えられます。
週に1,2回程度クライミングジムに通い、時間内により多くのルート(課題)を正確に登ることが必要です。
登れない課題があったり、難しいと感じる場合には、必要な体の動かし方(ムーブ)が理解できていないか、筋力が足りなくて正確に
行えていないかのどちらかでしょう。
ジムにいられる時間は限られたものだと思います。それならより多くの課題(ムーブ)を経験するには短いルート、ボルダリングをする
のが効果的です。
<これでも足をしたに伸ばせばマットから20センチの高さです。あと1メートル登っても、わずか1メートル20センチの高さです>
ボルダリングはロープを使用せず、マットの上で行います。
「落ちるのが怖い」という人がいるかもしれません。しかし、ちょっと考えてみましょう。
ちょっと登れば、目の位置はかなり上になり、高いところに登ったような気がしますが、着地する足ははるかに下で、マットから数十セ
ンチから1b程度しか離れていないでしょう。
初めてのことをすれば怖いのは当たり前ですが、思い切ってやってみましょう。
クライミングジムは若い人や上手い人ばかりで行きにくい、という人もいるでしょう。
しかし、よく利用する人(私達)からすれば、初めてクライミングする人がジムに来ることをとても喜んでいます。初心者の人は私達にと
って、自分のクライミングを見てくれるギャラリーであり、クライミング文化を広めてくれる仲間だと思っています。
また年齢の問題も、40,50,更には60台になって新しい世界に飛び込んで来ようとする人たちは、私達にとって尊敬に値します。実
際、私達が今の年齢(30台)で他のことを始めようと思っても、躊躇している事を考えれば当然です。
クライミングジムと岩登り・クライミング講習の併用
ではクライミングジムで登っていれば岩登りは上手くなるかといえば、それだけでは無理でしょう。
先にも話したとおり、ジムでのクライミングは岩登りではありません。
しかし、ジムでは岩登りに必要な動き(ムーブ)、筋力を集中的に身につけることができます。ですから、クライミングジムで身につけた
動き(ムーブ)と筋力を、実際の岩場で使えるようにしないといけません。
私達が行う岩登り、クライミング講習はこのような、ジムでの動きと岩場での必要な動きを調整するものとして利用すると、それぞれの
効果が高くなります。
もちろん、ここまで説明しておきながらですが、私達の岩登り、クライミング講習だけでもある程度は登れるようになっていただけます。
しかし、費用と時間を考えた場合、クライミングジムとの併用が最も効果的だと考えます。
登山のための岩登り ・・・「岩登り」はナゼ必要なのか?
「私は夏山の縦走しかしないから、岩登りなんてとても出来ないし、関係ない」
登山者の多くは、そんなふうに考えていらっしゃることでしょう。
しかし「岩登り」は、バリエーションルートなどに挑む人のための特別なものではありません。
一般縦走路でも充分、岩場での登り、まして下りまでが出てくるもの。仮に岩場のない山へ行ったとしても、道を誤って岩場に出てし
まったり戻れなくなってしまったり、そういったことまで想定して登山には臨まなければなりません。
「安全な登山」という事であれば、ロープによる確保が最良かつ唯一の物理的手段ですが、単独であったり、そこまで求めないという
のであれば、せめて岩登りをする事で安全な行動の仕方を身につける事は必要となるでしょう。
以下では岩登りを経験することの歩く登山への効果を考えてみましょう
ルートファインディングと岩登り
「岩登り」に最も必要とされるのは、腕力でも柔軟性でもなく、先を読む能力です。
「岩登り」では、まず登る前に(安全な位置から)コース取りを考えます。その岩の弱点(登りやすい場所)を読むことが必要です。
コース取りが決まったら次は、初めは右手を出そうか左手を出そうか?最初の一歩だってどちらの足から出したらよいのかを考えなけ
ればなりません。全ては自分の頭の中で組み立てるのです。
・・・何だか難しそう。
ですが、実際に岩場に近づいてよく見れば、岩の凹凸も見た目にハッキリしています。
「この手がかりは右方向からは持てないけど、左向きに持てば持ちやすい」
「だから体は右側に倒してバランスを取ろう。そしてこの左手の下に右足で立てば体が岩から離されない」
最初はよく解らず戸惑いますが、段々と理屈が理解出来ればそれが自然な動きとなって現れます。
岩登りは「馬鹿力」で登るのではなく、頭で「理屈」で登るものです。
山道や岩場での「ルートを読む能力(ルートファインディング)」は、例えば北鎌尾根や穂高の一般縦走路などにも必要でしょう。
岩場での動きを読む能力は、登山やバリエーションルートでのそれよりも、コンパクトながら高いレベルで要求されます。常に先を読ん
で行動することを、ロープを付けてより厳しい状況で行うことになれていれば、北鎌尾根程度のバリエーションルートも含めて、歩く登山 においては簡単なことと感じるでしょう。
ガレ場、不安定な場所、バランス感覚と岩登り
普通の山道でも転倒の多い方や、ガレ場の苦手な方にも「岩登り」はお勧めです。
「とりあえずの一歩」を出すのではなく、2歩、3歩先まで読む能力があれば、浮き石に乗ったり、濡れた石で滑ったりして不意にバラ
ンスを崩しても、すぐに次の足が安定した位置に出しやすくなるからです。
岩登りは当然の事ながら、ただ歩くよりもより不安定な状況に置かれます。
そんな不安定な状況で、進むべき方向に出した足への重心移動を連続させることが、クライミングであり岩登りです。不安定だからこ
そ、重心移動の補助として手を使うのであり、体が岩から離れないようにするためだけに手を使うのではありません。 ガレ場や不安定な場所を歩くのが苦手だったり、下りで上手く歩けない人や、よく転ぶ人は歩行中の重心移動がスムーズにできてい ないことが多いのです。 また膝を痛めやすい人も同様で、しっかりと重心移動をしないまま体を進めようとするために、膝に必要以上の負荷が掛かって痛めて しまいます。 岩登り・クライミングを通じて、無理のない「重心移動の重要性」を認識し、それを歩く登山に活かすことができれば、疲れにくく、故障 しにくい、安定した歩行技術を身につけることも可能です。 ポイントは無理のない重心移動です。 危険に対する意識と岩登り
登山にベテランという言葉はありません。何年の経験があろうと、ただ何となく歩いている登山者には危険に対する危機感や認識が
欠如しています。ある程度管理された登山道を歩く登山では、多くの場合、歩けさえすれば目的を達することができます。
しかし、岩登りではそうはいきません。
岩登りでは行動が困難な状況に置かれているため、ミスすることが前提です。
そういう意識があるからこそロープを使って安全を確保するのですし、ヘルメットを付けるのです。
また、行動が困難だからこそ、危険な状況をなるべく早い段階で見つけて、それに対処しなくてはならず、そのために危険に対する意
識を高める必要に迫られます。
経験年数が少なくとも、考える登山、そして危険を常に意識している人の方がはるかに安全意識が高く、また事故にも繋がりにくくな
るものなのです。安全が確保されていて、しかし登山より厳しい状況でこれを行うことができれば、歩く登山での危険意識は高くなるで しょう。 登山のための岩登り 登山道、縦走路で出てくる岩場でよりスムーズに行動するための岩登り講習です。冬山にも役に立ちます。 ・岩登りの実践 (クライミングシューズを履いて、登山靴では行えないような微妙なバランスでの岩登りを行います) ・バリエーションルートに行くための岩登り 日本三大岩稜(前穂北尾根、剱岳八ッ峰、槍ヶ岳北鎌尾根)や北岳バットレス、冬季の八ヶ岳・赤岳主稜、中山尾根など、「一般道で ない登山」をするために身につけるべき岩登り講習です。 一般道を「管理された登山道」とすれば、バリエーションルートは何が起きるか解らないけど、それでも「何でもありな自由なルート」と 言えるかもしれません。全ての行動は完全に自己責任で行わなくてはなりません。 ガイド登山の場合、「セルフレスキュー」の部分はガイドが責任を負いますが、確保(マルチピッチ)と岩登りの実践は各自で必要とな ります。 ・確保(マルチピッチクライミング) 登る技術よりも確保の技術を学ぶ事が重要です。 ・体験、実践 ・セルフレスキュー ・岩登りを楽しむ(フリークライミング) ・確保(墜落を止める) ・ムーブを読み、実践する ・上達するためのトレーニング ・アルピニストを目指す ・確保 ・セルフレスキュー ・クライミングの実践、レベルアップ |