雪山登山 コース紹介 選び方・ステップアップ


 雪山初心者からバリエーションルートを目指します。目安として、ヨーロッパアルプスのルートも入れてみました。
 夏の登山と雪山はまったく別物です。目的のコースの夏山経験は問いません。つまり、西穂高岳に参加するのに、夏の西穂高岳に
登っている必要はまったくありません。


 ステップ ゼロ(オプション・自信のある方はステップ1から)

天狗岳とセルフレスキュー講習   1月 2月  開催
 赤岳に登る体力の自信のない方や、まずは雪山体験をしたい方

硫黄岳と氷雪アイゼン講習  12月 1月 2月  開催
 初めての雪山はここからスタート。登るだけなら簡単でも、一日目の講習の方が難しいでしょう。

・ブライトホルン
 ヨーロッパでの雪山ハイキング。でも12本爪アイゼンが必要です。

 ステップ1 雪山初心者はここでしっかりと技術を身につけましょう

赤岳縦走と氷雪アイゼン講習   12月 1月 2月 3月  開催
 アイゼンワークと雪山の基本技術をここでしっかりと身につけましょう。
 
 ステップ2 本格的な雪山はここからスタート。技術をさらに高めるコースです。次のステップへとばすことも可能です。

・モンブラン 国際ガイドへ依頼して下さい
 コンディション次第ですが、良ければこれより易しいでしょう。でも、高度と長さは大変です。天候の判断も重要です。

大同心稜〜横岳・赤岳縦走 12月 1月 2月 3月  開催
 冬の厳しい環境の中で行動を続けます

阿弥陀岳北稜と冬山講習 12月 1月 2月 3月  開催
 鎖やトレースなど、人工物のない急傾斜での登攀と長い下降。更に岩登りまで行います。これがホンモノの雪山登山です。

奥穂高岳(残雪期)  4/5月 開催
 難しいのは稜線に出てから。特に穂高岳山荘付近が難しくなります。

・劔岳 平蔵谷から源治郎尾根上部ルート  4/5月 開催
 雪の劔岳登頂(残雪期)は、意外に近い目標となります。雪山の基本技術があれば可能です。

 ステップ3 岩と雪がミックスし、登攀要素が強くなります。 また、アイスクライミングなど技術も細分化してきます。

赤岳主稜とアイスクライミング(裏同心ルンゼなど) 12月 1月 2月 3月  開催
 岩登りと急傾斜での雪面登高。アイスクライミングでは効果的な前爪の使用法を練習します

西穂高岳登頂  3月 4/5月 開催
 確実なアイゼン歩行技術、強い寒気と風から身を守る、雪山での基本技術が要求されます。

石尊稜とアイスクライミング(大同心大滝など) 12月 1月 2月  開催
 雪稜、雪壁の登攀。下部の岩壁ではアックス(ピッケル)を打ち込んで手掛かりとする方法を身につけます。

・ミディ・プラン縦走  国際ガイドへ依頼して下さい
 雪稜と雪壁、懸垂下降など。最後は岩塔へ登って終了。ではなく、そこからの氷河の下降が核心。

劔岳 源治郎尾根  4/5月 開催
 長く急な雪の斜面、細い雪稜、大きな標高差、懸垂下降など、脱・雪山一般ルート的な登山です

白馬岳主稜  4/5月 開催
 長く、標高差の大きな雪稜ルート。技術だけでなく、行動中の水分やエネルギー補給をいかに効率よく行うかがカギです。

・タキュルトライアングル・シェリークーロアール  国際ガイドへ依頼して下さい
 快適なマルチピッチアイス。

・刃渡り沢と尾白川マルチピッチアイス  1月 2月  開催
 140bのマルチピッチアイスと静寂のアイス

 ステップ4 これまでの経験が問われます。 ステップ3の経験が必要です。

中山尾根とアイスクライミング(大同心大滝など) 12月 1月 2月 3月  開催
 赤岳主稜を難しくしたルート。

前穂北尾根(残雪期)  4/5月 開催
 無雪期と違い、雪が付いて登りやすいこともありますが、3峰付近の核心部も含めて、中途半端だと難しくなります。

・マッターホルン・ヘルンリ稜 国際ガイドへ依頼して下さい
 コンディション次第ですが、この辺り。ただし要スピードです。

・シャルドネ・ノースバットレス 国際ガイドへ依頼して下さい
 驚くべき事に、多くのクライマーがヨーロッパで最も楽しいミックスルートだと言っているそうですが、ホントです。オススメ。

・ドーレ縦走 国際ガイドへ依頼して下さい
 ちょっとアプローチが遠いですが、オススメ岩稜、ミックスルート。

 ステップ5 このクラスになれば普段のトレーニングが必要でしょう。 ステップ4以上の経験が必要です

阿弥陀岳北西稜とアイスクライミング(大同心大滝など)  2月 3月  開催
 雪山の総合力が試されます。アイスクライミングの技術であるダブルアックスを活用したミックスクライミングです。

穂高岳コブ尾根  4/5月 開催
 雪壁、雪稜、懸垂下降、クライムダウン、岩登り、全てが要求されて、しかも長い行動となります。

・エギーユベルト・クーチェリエクーロアール 国際ガイドへ依頼して下さい
 標高差900bの氷雪壁。技術面より素早い行動が必要。下降は懸垂下降15ピッチは辛いので、クライムダウン技術も必要。

 ステップ6 登山、クライミング技術の総合力が要求されます。 ステップ5の経験が必要です。

劔岳 八ッ峰(上半から本峰)  4/5月 開催
 雪壁、ナイフリッジ、クライムダウンなど、アックスを駆使した登高が続き、雪上での懸垂下降の支点構築も要求されます。

西穂から奥穂縦走(残雪期)  4/5月 開催
 岩と雪のミックス技術が要求される、登攀要素の高い縦走です。

荒船山・昇天の氷柱  2月  開催
 4ピッチのマルチピッチアイスですが、ミックス要素が強く、かなり手強いルートです。

・ミディ・フレンド稜  国際ガイドへ依頼して下さい
 コンディション次第ですが楽しめます。日本的な登り方ではこの長さでは通用しません。登山靴でのクライミング技術も必要です。

 ステップ7 高度なクライミング技術が必要です。夏はフリークライミング、冬はバリエーションルートに通う方のみの世界 

・西穂・奥穂縦走(年末・年始、3月) 依頼があれば行います
 岩と雪のミックス技術が要求される、登攀要素の高い縦走です。
 
・シャモニ針峰群縦走 国際ガイドに依頼して下さい
 コンディション次第ですが、良い目標になります。町に最も近いビッグルートなので、降りてからのビールは最高でしょう!

・クルト・北壁 国際ガイドに依頼して下さい
 標高差900bのアルパインアイスが楽しめます。

・タキュル東壁・ジェルバズッチピラー
 見栄えのする良いルート。頑張って目標にしましょう。

・グランドジョラス北壁・ウォーカー稜
 コンディション次第ですが、ガイド山行ならワンデイです。岩が安定しませんが、良い目標になるでしょう。