2008/NEWページ
 山スキーことはじめ


 来シーズン、2009年から、ミキヤツ登山教室主催でスキーツアーを行います。
 メインガイドは皆さんも知る人ぞ知る、プロのスキー指導員、ミキヤツ登山教室の強力な助っ人、佐々木ガイドです。
 スキーが出来ない人でも大丈夫。ゲレンデで一から学んで、バックカントリーのフィールドへ出掛けていきましょう。
 (定員を越えた場合は、アシスタントガイドで久野、加藤が出ることもあります)


現在の私達の山スキーはプライベートの遊びです。
 「仕事ではやらないのですか?」という質問は良くあ
りますが、今のところはプライベートオンリー。



 さて、それは何故なのか?









 雨飾山


 実際の処、私は山スキーから登山がスタートしたと
いっても過言ではなく、だからといって滑降のフォーム
が美しいとも言えません。ゲレンデ経験がほとんど無
いからです。

 しかしスキーは、ゲレンデで数をこなしている指導員
クラスの人に学ぶのが、もっとも効率的、かつ理論的
に学べます。既にスキーは運動の理論が、多くの人に
よって完成されており、プロから学ぶのが上手くなるた
めの近道です。

 クライミングは現役で登っているガイドに学ぶのが理
想であり、だから私達も日頃クライミングは行っていま
すが、スキーはそうはいきません。
 スキーは現役でスキーを行っているインストラクター
に教わるべきであり、スキーガイドも日常的に滑ってい
るガイドでなければならないと考えます。

 より高度な技術が持てれば、それに越したことは無
いのですが、誰だってやりたいことは一杯あっても、や
れる時間は限られます。目的意識の高い登山を目指
しましょう。

 後立山

 

 そこで、限られた時間は有効に使いたいもの。
 例えば山を歩くだけでも、当たり前だけど「落ちれば
死に至る場所」で落ちてはいけません。
 普通の登山であっても、場所によっては案外簡単に
死亡事故になることも。
 何気なく歩くのではなく、運動理論に基づく、安定し
た歩行技術を身につけてください。

 また一般的なバリエーションを登ってみたかったり、
縦走路を安全に歩けるようになりたいといった人は、
ガイドを利用したり岩登り講習に参加することで、新し
い世界への扉を開くことが容易になるでしょう。
 
 そしてスキーも然り。
 滑る技術は最低条件。インストラクターに教わって更
に技術を向上させたり、ガイドを利用することで世界は
広がります。

 しかし、スキーは大きな危険を内存しています。
 危険な箇所では転べません。
 春の増水した谷に落ちれば、スノーブリッジの中に
流されてサヨウナラ〜なんてことや、谷底までノンスト
ップなんてこともあり得るのです。

 立山川


 
 ですから山を滑りたければ、やっぱり基礎スキーを
やりましょう。(私が言うと説得力ナイけど)

 ゲレンデをこなせたからといって、雪質のめまぐるしく
変化する山がアッサリ滑れる訳ではありませんが、ス
キーはこれまで歩いていた行動範囲を大きく広げてく
れるはずです。

 板を履いたら、雪さえあれば何処を歩いたってOK。
テント泊だった行程を、日帰りにすることも可能です。
 
 もちろん、クライミングのアプローチや下山にスキーを
使うことだって出来ます。
 槍ヶ岳や穂高岳でなく、劔岳や白馬岳主稜を登って
滑降するのはもはやクラシックといっても良いでしょう。
 八ヶ岳・阿弥陀岳北稜を登って頂上から滑降し、中
岳経由で行者小屋に滑り込む、なんてコースは?
 考えてみるだけでワクワクしませんか?

 西穂独標付近を・・・

 岳沢へ滑り込みます

 

 私はガイディングで年柄年中山に入りますが、一年で最も好きなシーズンは春山なのです。
 暖かくなって雪が締まれば、春山には夏山より遙かに自由な世界が広がります。植物の保護などで立ち入れない場所もなく、藪で遮
られることもなく、雪で覆われた広大なフィールドに自分の足跡を残す楽しさ。もう厳冬期のような激しい寒さに耐える必要もありませ
ん。雪の照り返しは暑くなるほどなのです。
 真っ白な世界から高度をグングン落とせば季節は目まぐるしく変化し、里に滑り降りればそこは春爛漫。
 むせかえるばかりの新緑に包まれ、季節の移ろいが最も肌で感じられるのが春山なのではないでしょうか。

 だから山としては劔岳が一番好きです。日本海から直に吹き付ける風雪に曝され脆い岩場も、雪に覆われれば自分の歩幅でステッ
プを切ることが出来、崩れる岩屑に気を使うこともありません。雪さえ付いていれば、何処を滑るのも自由自在です。
 雪山を始めるなら春山シーズンがベスト。そして滑れるなら山を滑ってみましょう。
 あなたの世界は、まだまだ大きく広がる可能性を持っています。

 日本の山スキーシーズンは短いですが、このシーズンを精一杯楽しんでみましょう。
お客様からの山行報告も募集中です。


  ≫
雨飾山スキーツアー
  ≫
針ノ木岳 
  ≫
針ノ木大雪渓ヤマクボカールでのバックカントリー、山スキー
  ≫
杓子尾根
  ≫
立山研修
  ≫
大渚山/写真館
  ≫
大渚山/大草連から
  ≫
大渚山/雨池キャンプ場から
  ≫
雨飾山スキー 2008
  ≫
氷河スキー バレーブランシュ
  ≫
針木岳スキー 2008
  ≫
富士山須走口20080517
  ≫
北ノ俣岳2008年5月13
  ≫
日本オートルート後半日帰り縦走
  ≫
メール